まさか大人の仕業だとは | 子供をいじめから守る方法

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実話③ まさか大人の仕業だとは…

小学2年の2学期が終わり、靴事件が発生しました。

 

子供の靴

 

終業式から帰ってきた息子の持ち物を整理し、外靴を洗っていると…
すすぎの段階で、ギュッギュッと押し洗いをしたとき、

 

外靴のヒール(HEEL)(踵部分)部分のプラスチックのロゴ部分が、飛び出してきました。
よく見ると… 
カッターで三角の形に添って、切り込まれていました。

 

切られた靴
切られた靴
切られた靴
靴のかかと もともとはこんな感じ(こちらは右靴)

 

 

切られた靴 こちらは、3年生のときの靴です。見えづらいですが、
こちらもカッターで切られた跡です
切られた靴 こんな風に…

 

さっそく息子に学校での友達関係の事を聞くと
「べつにイジメられていないし、心当たりはないよ…」とのこと…

 

たまたま終業式だったこともあり、明日からは冬休みに入ります。
このまま何も知らせずに休みに入ってしまっていいものか…

 

ウチはシングルマザーの為、夫婦で相談するという事は出来ません。
警察である、兄に相談しました。

 

自分だけの観点から判断してもし、間違った方向に行ってしまったら…
との思いで…

 

相談すると…
兄は、学校に言うべきだと私に言いました。

 

「俺がみても、明らかにおかしいぞ…」
「この靴、切り口がカッターで切られてるし、2年生の子供が出来る仕業じゃないぞ…

 

私もその点については、兄と同じ考えでした。
もし、子供ではなく大人の仕業だったら…
と考えると… 

 

そんな事が可能なのかと…

 

大人が…
先生?

 

いや…
保護者?

 

まさか… 
まさか大人がそんな事するはずない…

 

 

証拠品となる靴を持参し、学校へ電話連絡の上、先生の見解を待ちました。
靴は、先生から見ても子供がやったようには見えないとの事!

 

もしも… 靴に切り込みをいれた段階の時点で…
ヘタをしたら、ケガをするであろうと思うくらい密に切られていましたし…
学校で出入りが激しい中、誰もいない時間帯にできるのは…

 

「もしかして…」
ふと…
先生に思い浮かんだ事があったようでした…

 

「しかしまさか…」

 

先生には思う事があるらしく、ハッキリとした事は言えないという雰囲気でした…

 

「校長先生に報告してもいいですか?」

 

「はい! もちろんです。お願いします。」

 

 

そして後日、学校から電話連絡があり
先生がこの靴のメーカーに、個人的に問い合わせをしたそうです。
メーカーの話によると…

 

「 有りえない事ですが…
もしかしたら…
冬場の時期に寒さでプラスチック(ヒール・踵)部分が割れた可能性もあります 」 と…

 

 

私はその話を聞き、それは絶対違う!
と感じました。
鑑識官ではないですが、割れた跡のような切れ方には見えないですし
その可能性は無い!と…

 

何か学校側で、この件に関してはあまり大げさにしたくはない…
その様な雰囲気が電話口から伝わって来ました…。

 

靴のメーカーに問い合わせをすることで、今回の件を一件落着にしたかったのでは?とも感じました。

 

 

しかし…
もしも大人が絡んでいるとしたら…
うちの子のこの先が、心配でなりませんでした。

 

 

「 この先安心して学校に通わせる気持ちにはならない! 」 
「 万が一の事が起きたら、どうするんですか? 」 と… 訴えました。

 

 

私の話を、先生も分かっている様子で聞いていました。

 

「 実は…… 」
「 監視カメラに映っている可能性があります。」
「 ただ… 調べるとなると大変な時間と労力が…」

 

「大丈夫です。学校の許可がおりるなら、私が調べます。」

 

「ただ… 録画されたものは○○日分しか残っていないんですよ…」
「つまり… どんどん上書きされていく形になっていますので… 」

 

「ですので… 犯人がその○○日間の間に映っていれば分かるのですが」
そうではない違う日だと…
映ってない事になります…。」

 

 

私が最初に学校に報告し知らせた日から、すでに○○日を過ぎていました…
結局、監視カメラで私は調べる事は出来ませんでした。
そして…、今度同じような事が起きたその時は報告してくださいとの事で終わりました。

 

それからは、息子の持ち物類が狙われはじめました。
廊下に掛けているジャンバーやコートなど、プールの下足箱に置いてあった靴など
同じように色んな物にいたずらされ、傷つけられていきました。

 

しかし、その場所は皆、監視カメラに写る場所ではない為、報告のみで終わっていました。
先生方にはもちろん、その後の学校生活で息子が危険な目に合わない様に、目を配ってはくれてはいました。

 

 

靴への対処方法

 

その後、私が考えた子供の持ち物(靴)への対処方法ですが…

 

靴の中に入る位の大きさの小さな紙に
「くつにいたずらをしないでください!」
と書いたメモを靴に忍ばせます。

 

 

朝、息子が登校して下駄箱で中靴に履き替えたら、今度はメモ紙は外靴の中に入れ替えます。
下校時にはその逆で、中靴にメモ書きを入れて帰宅します。

 

これを毎日交互に繰り返し、靴に入れてあるメモを犯人が見るのを前提で行います。

 

紙の入れ方ですが、子供が他の友達に
「 これなに?」 と… 
気づかれるのが嫌だというので、
紙は二つ折りにして入れました。
(このように… 子供の気持ちを配慮した、ちょっとしたことが大事なんです。)

 

そして、毎日靴の状態を確認し、何時やられたのかを把握しておきます。

 

メモ書きをしていても、引き続き靴にいたずらされた場合は、
「あなたがやっていることは分かっていますよ!」
と、今度はこの内容に書き替えたメモ紙を入れて置きます。

 

それでもまだ続く場合は
「あなたが犯人だってことが、カメラに映っていますよ!」

と、書いてみて下さい。

 

ウチは、この方法で靴へのいたずらは無くなりました。

 

 

ポイントととしては、メモ紙は必ず最初はひらがなで全部書いて下さい。
これはお分かりになる通り、犯人が子供なのか、大人なのかを特定するための作戦です。

 

もし、万が一大人の仕業であっても
その犯人の子供が自宅に帰り、メモ紙の内容を親に話す事を前提にしているからです。

 

共犯の場合、子供から聞いた話で、犯人(親)が次にどう動くかが予測できます。
いたずらが続くという事は、大人の可能性が高くなります。

 

その場合、2度目からのメモ紙は漢字で書いて下さい。
「あなたがやっていることは分かっていますよ!」と。
(このように、ちょっとした漢字の変化が大事なんです。)

 

 

息子への靴へのいたずらが続いた事と、毎日靴の状態を確認したことで、
犯人をカメラで捉えることができました。
犯人は、同学年の保護者でした。
しかも…
同じ保育園に通っていた人でした…。

 

 

学校側の要望で、警察ざたにはしないでほしい…
という希望もあり…

 

私は、
この証拠となる、重要なカメラ映像を自宅で保管しているのですが、
この先必要な時に、この映像を警察へ提出できるようにしています。

 

何故なら…
警察である兄のアドバイスもあり、前科歴のある者は、
「 必ずまた罪を繰り返す! 」 ということでした。

 

前科というものが付くという事は、その人物が過去に罪を犯していて、
更に反省の念が無く、
罪をまた、何年後かに繰り返す可能性がある人物にだけ、
前科というものが与えられるということでした。

 

また、保育園から一緒で、今後小・中学校もしくは高校まで一緒になる可能性を考えて、
証拠映像はいつでも提出でるように、保管しています。

 

 

 

その後、学校生活での息子への意地悪やいたずらなどをする子はいないか、度々様子を聞いていました、
「大丈夫?何もない…」と…

 

 

後々、この言葉を信じた親としての私が悪かったのかと…
悔やむことになりました。

 

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