実話⑭ インフルエンザ流行の影響で新人戦が…
「 新人戦 」 という、始めて日の目を浴びられる大きな大会が行われました。
先輩の６年生の生徒が引退し、来年、新６年生となる５年生がメインとなる、初めての大きな大会です。
新６年生と息子にとっても、２年間の努力が報われる大会でもあり、
ようやく、新６年生が活躍できる場でもあります。
大会が行われる時期は、毎年インフルエンザが流行する季節でもあり、
各学校でも少なからず、辞退という影響が出ていました。
そうなると…
当然、上位に行くチャンスが巡ってくるのですが…
息子の学校でもインフルエンザが流行し蔓延していました。
学級閉鎖になる学年もあり、
もし？ ２名インフルエンザに罹ったら 「 試合出場は無し！」
という話が、先生とコーチから部員と保護者達に伝えられていました。
大会３週間前、副キャプテンがインフルエンザに罹ってしまいました。
この段階で、あと１人インフルエンザに罹ったら、大会は無しと通達がされました。
大会１週間前 体調を壊す子が増え、検査結果待ちという状態に…。
大会３日目 インフルエンザに罹った子が１人増え、体調が悪いという子が増加しました。
大会前日 インフルエンザにまた１人罹った子が増えてしまいました。、
大会当日 そして、また１人インフルエンザになってしまいました。
インフルエンザ確定人数は、計４人という事態に
当然、試合は辞退！のはずが…
しかし…
顧問の先生とコーチは、自分達が発言した言葉を忘れたかのように、試合出場に向けて動いて行ったのです。
当初の約束は守られず、残ったメンバーで大会に出場する事になりました。
その中には、インフルエンザで体調が悪い子が紛れていました。
その子の母親は、体調が悪い自分の子を気遣いながらも、無理に試合に出場させようとしていました。
休んだ子のぶん、息子にとっても、初めての試合出場のチャンスが訪れたか？にみえました…
私は、その日試合会場へと足を運び、息子にチャンスが訪れるように願いました。
試合が始まり、他のお母さん方からも
息子が試合に、
「 出る可能性があるね！」 と言われましたので、私は期待と不安で観戦していました。
ベンチに座っていたのは、息子を含め２人でした。
ベンチにいた、一人の子は聞くところによると、顧問の先生に 「 試合にだす 」 と約束されていたようです…
前列に座って観戦していた私は、反対側にいる顧問の先生が、私を睨み続けている視線を感じていました。
私は息子へ影響する事を考え、顧問の先生と、わざと目を合わさずに観戦に集中していました。
試合の始まりです！まずは…
第１クォーター ５人出場
第２クォーター ５人出場
第３クォーターは、第１クォーターと同じメンバーでした。
そして試合終了。
結果惨敗！
ベンチ席にいた息子含め２人は、試合に出る事はありませんでした……。
顧問の先生と 「 試合にだす 」 と約束していた子は…
息子に泣きながら愚痴を言ってきたそうです。
「 約束したのに… ○ ○ 先生は絶対に出す！ って言っていたのに… 」
インフルエンザで人数も少なかったので、当然約束通り、試合に出るものだと思っていたのでしょう…
「 先生の言ってる事、全然違う！！」
と…
当初から顧問の先生の発言や態度には、一貫性が無く…
平気で、嘘の約束をする先生でしたので、
私達親子には 「 またか… 」 という印象でした。
帰り際…
約束されて裏切られた子の親御さんが、車に乗り込む私達を見つけ、軽く会釈をしてきました。
その目や表情は…
何かを言いたげな眼差しだったのを覚えています…。
いじめ問題を真剣にお伝えしています。 解決の入り口の参考に…
いじめのない場所へ
走りだそう。
子供が自分に「自信」をつけることで、
イジメのない仲間達の中に入れます。
そして…
お母さんやお父さんは、
子供に「安心感」を与えてください。
緊急用としてそれがまず！ 命を救うことになります。
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