実話④ 部活の帰りにそれは起こりました…
4年生になり、部活動に入部しなくてはなりません。
うちの子供はバスケ部に入部したのですが、
その年の新人の4年生は、たまたま問題児が多く波乱の幕開けとなりました。
その中でもK君という子は万引きや脅し、暴力などをしているリーダー的存在の子でした。
母親も賭博で逮捕されるなど、前科歴のある親でした。
親子で万引きや脅し、暴力や犯罪を繰り返していて、
K君の将来の夢はなんと! 警察官。
そういった逮捕歴のある親の子供が、まさか警察官になりたいとは…???
ビックリするばかりです。
たしかに…
一見、そういった悪い子には見えない子でしたが…
実は… カメラに映っていた犯人はK君の母親でした。
まさか… 同じ部活動に入部するとは…
実話③ まさか大人の仕業だとは…
ある日、部活の帰り道のことでした。
息子は、そのK君とは帰る方向が違うので
一緒の道になる事は無いのですが…
その日は、なぜか…
「○○(K君の名)なんで、そっちから帰るの?」 と、
友達数人がK君に呼びかけました。
いつも一緒に帰っている友達数人がK君に声を掛けたのですが、
友達の呼びかけにも応えず、K君は無言のまま、
息子の後を追って来たそうです…
息子は、他の友達と2人歩いていたそうですが、
いつのまにか後ろにK君が、
ついて来ていたそうです。
そして突然…
息子に向かって…
「オイ! おまえ! この家に石投げたよな昔…」
「投げてないよ…」
「嘘つけ…」
「コイツ、嘘つきだよな…」
「投げてないって…」
「おまえ! オレに、何かしたらタダじゃおかないからな…」
そういうと、K君は道端に落ちていた石ころを拾い、
息子に向かって投げつけました。
息子が走って逃げようとしたとき、
今度は拳くらいの大きさの石を投げつけてきました。
普段からリーダー的存在のK君でしたので、
その日息子と一緒に帰っていた友達も
あまりの怖さに、K君の見方になってしまい…
2対1の状況に…
息子も反撃するしかなかったみたいで、石ころを拾って投げ返したそうです。
自宅に帰ってきた息子が泣いていたので訳を聞くと、
K君に言い掛かりをつけられたということでした。
私が息子に、
「K君との事は今回が初めてなの?」 と聞くと、
「ううん… 1年生の頃からずーっと…
学校の帰りにいつも後ろからついてきて、蹴られてた」という事でした…
「なんで今まで言わなかったの?」
私は、毎日のように何度も何度も息子に聞いていました…
「今日は、何か辛いことや嫌なことは無かった?」
「何かあったら必ず言ってね…」 と…
しかし…
「だって怖かったんだもん…」
「お母さんに言ったら、あいつに何されるかわからないし…」
まさか4年間も…
一人で耐えてきたことを知り、胸が身に詰まされました。
私は、今日の事を詳しくパソコンで打ったものを息子に手紙として渡し、先生に提出するようにと息子に言いました。
今までの事もあり、何かあったらすぐ先生に知らせる事になっていたので、
さっそく学校から連絡が入りました。
「今回の件は校長先生、教頭先生、生徒指導主任そして、4学年の先生方全員に知らせて対応したいのですが宜しいでしょうか?」
「はい、構いません。お願いします! 」
学校側としては親が何度も逮捕歴があることと、子供も万引きをしているなどの理由で、危険度が高いと判断された結果でした。
子供を守るための要望
<学校側にお話しした、要望は…>
- 部活動の帰りや、
- 学校のトイレなど、
- 普段大人の目が行き届かない場所などを、特に注意してみてもらいたいと伝えました。
- なるべく同じ班やグループにしないでほしいということと、
- 部活でもなるべく離してほしいとお願いしました。
そして、クラスが一緒だったので…
その後先生方には、とても熱心に目を配っていただき安全に学校へ通うことができました。
ただ…
ある一人の先生を除いては…
(生徒指導主任 兼 部活の顧問でした)
息子は学校へは安全に通うことはできましたが
部活動へは行きたがらなくなりました…
理由を聞くと…
K君がいつも部活の年上である ○ ○ 先輩をいじめているというのです。
その事を知っている息子は、
K君にいじめられて泣いている先輩がかわいそうになり
部活の顧問の先生に K君の事を話したそうです…
しかし、言っても何もしてくれないとの事でした…
部活の顧問の先生は、
生徒指導主任でもある先生でした…
私は学校と部活動での様子を息子に聞きながら、
しばらく様子をみていました。
部活以外の学校生活では、他の先生方の協力により
K君は、かなり厳しく毎日注意されているとの事でした。
しかし、部活動の時間になると、
K君率いる取り巻きの問題児達が暴れ出すというのです…
しかし、その顧問の先生は何も言わないどころか、
K君を擁護しているというのです。
事の次第を確かめる為、
私は、部活動の「保護者付き添いの日」に、
現状を観察する事に…
私の目の前でも、いじめが行われているのが確認できました…
K君が先輩である ○ ○ 君を泣かせていました…
そんな上下関係のない関係と、いじめが起きても怒らない顧問の先生の態度によって、
部活の雰囲気が乱れているのが感じとられました。
そして、その事が他の子達へも影響し、誰彼かまわず、
言い争いや小競り合いが視受けられました。
そこには、先輩後輩などは無く…
「 バスケが上手くて、気の強い子が支配する 」 といった
雰囲気がありました。
その中に…
1人だけ、K君の事を注意するコーチがいました。
コーチは3人いるのですが、その中の1人でした。
後日、私はそのコーチに連絡をし、
K君の事を聞くと…
「実は…
あの子には手を焼いているんです。」
「何度注意しても、直そうとしないし…
繰り返してばかりで直らないんですよ…」
「顧問の先生にも、いくらプレーが上手くても…
生活態度が悪い子は、試合に出すべきではない!って私言ったんですよ…
でも… 顧問の ○ ○ 先生…
何って言ったと思います…」
「俺はK君を悪いとは思わない!」って…
「私ビックリして はっって!?
聞き返したくらいですから…」
「そうなんですか…」
「今までにも、10人位のコーチがたくさんいたんですけど…
皆…
あの顧問の先生とのやり方が合わなくて、
コーチを辞めていったんですよ…」
「 私もときどき、あんな風に先生が 」
「 K君を悪いと思わない 」 と言われると…
「自分が正しいと思ってやってる事が、
実はおかしいんじゃないかって、思ってしまうほどです… 」
「 あの先生の考えてることが、よくわからないです…」
私は、正しい道徳観念を持った教師ではないと感じました。
「そうだったんですね…」
「コーチがしてきた事は間違ってませんよ!」
「私の目から見ても、あの先生のやってることは
真面目にやっている子供達に不信感を植え付けてるだけで、
正しい道へと教育してはいないと思います。」
「何とかしなくてはならないような気がします…」
注目記事
いじめ
娘(中1)の部活でのいじめについて(長文です)
甥がいじめられています
いじめ問題を真剣にお伝えしています。 解決の入り口の参考に…
いじめのない場所へ
走りだそう。
子供が自分に「自信」をつけることで、
イジメのない仲間達の中に入れます。
そして…
お母さんやお父さんは、
子供に「安心感」を与えてください。
緊急用としてそれがまず! 命を救うことになります。
このページの先頭へ戻る
楽天でさがす
アマゾンで いじめ関連 の本をさがす
いじめ実話体験談④「部活の帰りにそれは起こりました…」関連ページ
- いじめ実話体験談①「まずは自信または安心感と予防策」
- いじめ体験談を通して子供をいじめから守る方法をお伝えしています。子供をいじめから守るには、まずは、いじめにあっても耐えられる心と頑張れる心が必要です。そのために必要な準備をしましょう。
- いじめ実話体験談②「髪切り事件が発生…」
- いじめ体験談を通して子供をいじめから守る方法をお伝えしています。あれが(いじめ)始まったのは、そう…小学校1年生の頃からでした。しかし、今思えばそれ保育園の頃から始まっていたのです…
- いじめ実話体験談③「まさか大人の仕業だとは…」
- いじめ体験談を通して子供をいじめから守る方法をお伝えしています。2学期が終わり、終業式から帰ってきた息子の持ち物を整理して外靴を洗っているとき、すすぎの段階に入り、ギュッギュッと押し洗いをしていると外靴のヒール(HEEL)(踵部分)部分のプラスチックのロゴ部分が飛び出してきました。
- いじめ実話体験談⑤「緊急の保護者会が開かれましたが…」
- いじめ体験談を通して子供をいじめから守る方法をお伝えしています。そのコーチを通し4学年主任の先生に相談をし、部活の体制を変えるという方法を試みました。ちょうどその頃、夏休みが終わったばかりでほとんどの子が夏休みの課題をやってきていないという事実が発覚しました。
- いじめ実話体験談⑥「保護者会後日、話し合い…」
- いじめ体験談を通して子供をいじめから守る方法をお伝えしています。
- いじめ実話体験談⑦「消えたコーチ… 消えた先生…」
- いじめ体験談を通して子供をいじめから守る方法をお伝えしています。保護者会から数か月後、そのコーチが辞職するという噂が…私がそのコーチに確認をとるとPTA会長の奥さんにこう、言われたそうです。「いつまでいるんですか?辞めてもいいんですよ!」「自分の子供もいないのに…」「あなたの教え方じゃ勝てませんし、体で教える事は無理ですよね…」と…
- いじめ実話体験談⑧「まさか部活の顧問の先生が担任に…」
- いじめ体験談を通して子供をいじめから守る方法をお伝えしています。5年生へ進級と共に、先生方も総入れ替えでスタートしあってはならないことが起こりました。あの部活の顧問の先生兼生徒指導主任が、リーダー的存在の問題児であるK君のクラスの担任をすることになったのです。
- いじめ実話体験談⑨「保護者からのいじめが発生…」
- いじめ体験談を通して子供をいじめから守る方法をお伝えしています。相変わらず部活の体制は変わらず、勝つことだけに闘志をむき出しにしている一部の保護者達が、傍若無人になっていきました。ある日、私の携帯に電話が掛かってきました。「○○ですけど…」
- いじめ実話体験談⑩「コーチからのいじめが発生…」
- いじめ体験談を通して子供をいじめから守る方法をお伝えしています。一部の保護者からのいじめが発生し始めてから、今度はコーチからのいじめも加わるようになってきました。今までとは違って、親子共々露骨にいじめられるように…
- いじめ実話体験談⑪「先生からのいじめが発生…」
- いじめ体験談を通して子供をいじめから守る方法をお伝えしています。そして、先生からのいじめも…顧問の先生は、部活の先生の他に生徒指導主任という立場の人なのですが…初めのうちは、顧問の先生もコーチとはあまり仲が良くなく上手くいっていませんでしたが、コーチの強い態度に押される形になり今では主導権は全部コーチに。
- いじめ実話体験談⑫「心のプロジェクト作戦…」
- いじめ体験談を通して子供をいじめから守る方法をお伝えしています。このように、今も先生やコーチからのいじめや嫌がらせは続いています。普段の部活での練習の時には、同じ学年の仲間達とは練習できずに離されて、下級生達グループの中で練習するようになり仲間はずれ状態に。
- いじめ実話体験談⑬「異動した先生からの励まし…」
- いじめ体験談を通して子供をいじめから守る方法をお伝えしています。以前、PTA会長の息子の担任であり異動になった先生が、異動先の学校で同じバスケ部の顧問となり、対戦相手として、再会する様になりました。
- いじめ実話体験談⑭「インフルエンザ流行の影響で新人戦が…」
- いじめ体験談を通して子供をいじめから守る方法をお伝えしています。「新人戦」という大きな大会が行われました。6年生の生徒が引退し、新6年生となる5年生がメインとなる初めての大きな大会です。5年生達や息子にとっても2年間の努力が報われる大会でもあり、ようやく新6年生が活躍できる場でもあります。
- いじめ実話体験談⑮「刃物所持事件が発生…」
- いじめ体験談を通して子供をいじめから守る方法をお伝えしています。そんなある日、K君が刃物を隠し持っていることが判明。刃物自体は木で削られ作られた小刀でした。しかしその小刀によってある生徒が脅され泣いていたのを目撃した子がいました。「あのね、今日学校で聞いたんだけど…
- いじめ実話体験談⑯「コーチ講習料…」
- いじめ体験談を通して子供をいじめから守る方法をお伝えしています。私達保護者達には、メールで頻繁に連絡事項が入ります。 その日もいつものようにメールが… ブーブーブー(携帯)「連絡です!保護者会費から、コーチに、講習料を払う事になりました…」「2人で ¥○○円です!」」 承諾無しの一方的なメール内容でした…
- いじめ実話体験談⑰「6年生を送る会不参加!でも会費徴収…」
- いじめ体験談を通して子供をいじめから守る方法をお伝えしています。部活での「6年生を送る会」の時期がやってきました。食事に関する料金を徴収するという内容のお手紙でしたが、何故か不参加でも徴収しますと…
- いじめ実話体験談⑱「お店から通報事件…」
- いじめ体験談を通して子供をいじめから守る方法をお伝えしています。ある日、お店から学校の職員室に通報の電話が入りました。K君達、何人かがWi-FIがあるフリースポット店にたむろし、何時間も店の床に座り 3DSをしているので、お店から「迷惑です…」という電話でした。
- いじめ実話体験談⑲「近隣住民宅から苦情の電話…」
- いじめ体験談を通して子供をいじめから守る方法をお伝えしています。近所の住民から体育館での児童の声がうるさすぎると… 学校に苦情の電話が入りました。学校長の対策は児童の健康優先ではなく、意外なものでした…
- いじめ実話体験談⑳「担任の先生へ相談…」
- いじめ体験談を通して子供をいじめから守る方法をお伝えしています。いじめが起きたとき、学校関係者である先生に、いじめがあった事実を知らせる必要があります。それは後々になって、いじめの事実は無かったと、させないためです。
- いじめ実話体験談㉑「新しい顧問の先生と新しいコーチ…」
- いじめ体験談を通して子供をいじめから守る方法をお伝えしています。新しい顧問の先生と新しいコーチが就任したことで状況が変わり、2つの問題が解決しました。残る問題に対しての処置として部活内での法案を作り、それに従わせるという試みを実施しました。
- いじめ実話体験談㉒「疲労骨折!プロジェクトが現実に…」
- いじめ体験談を通して子供をいじめから守る方法をお伝えしています。心のプロジェクトの講話が現実になりました。ただ… 疲労骨折をした子はなんと、あのPTA会長の奥さん(コーチ)の息子でした。
- いじめ実話体験談㉓「下級生からのいじめが発生…」
- いじめ体験談を通して子供をいじめから守る方法をお伝えしています。間違った概念を教えられた事で、息子への下級生からのいじめが発生しました。その対処法を実話を基にお話しています。